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■ 文化財・CG・舞いのコラボレーション ■
この度『第29回国民文化祭・あきた2014』が開催されるにあたり、日本舞踊藤間流師範・藤間静蘭、CG制作者・黒川匡子、イラストレーター・小西由紀子の三人が「秋田・風情を楽しむ会」として文化財競演舞台と銘打つ公演を企画いたしました。 |
本公演の内容は、2009年に秋田県美郷町で行われた公演「舞とCG映像のコラボレーション『まぼろしの逢瀬』」(六郷風情を楽しむ会主催)の延長線上にあります。
『まぼろしの逢瀬』は、美郷町六郷の築100年近い古民家を使用し、CG映像と舞いが一体となって新たな舞台空間を創るという試みでした。 CG映像は単なる背景ではなく、あらかじめ撮影して映像に組み込んだ舞い手と舞台の舞い手が一組の男女を演じたり、舞い手がスクリーンの背後に回り込み映像の一部となるなど、舞いと融合するように制作されました。
(※『まぼろしの逢瀬』の詳しい内容については 藤間静蘭のサイトおよび主催者のブログをご覧下さい)
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 影絵となって手鏡と踊る 右上は水底に沈んだ手鏡
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CG映像の中の舞い手
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CG映像の舞い手と踊る
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前回の公演で目指した「CG映像と舞いが一体となった舞台空間を創る試み」にとどまることなく、
秋田の持つ文化的資産の魅力を多くの方に知っていただきたい。
そのような思いからこの企画が生まれました。
国指定文化財・旧奈良家住宅という江戸時代のすばらしい居住空間を舞台に、
秋田県有形文化財・秋田風俗絵巻に描かれた江戸後期の人々の姿を魅力あふれる映像としてご覧いただきます。
そしてこの映像と共にそれぞれの分野の第一人者が舞い、演奏し、語ります。
その時そこに生まれるのは、今ここの秋田でしか表現できない「豊かなもの」に違いありません。
ぜひ多くの方に、この秋田ならではの豊かな時と空間を共有していただきたいと思います。
なお、本企画は秋田県立博物館のご厚意とご協力なくしては実現いたしませんでした。心より感謝いたします。
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秋田・風情を楽しむ会代表 小西由紀子
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 秋田風俗絵巻
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