この公演の目玉はなんといっても 車人形(くるまにんぎょう)と落語との競演。車人形とは八王子の伝統人形劇で、車のついた小さなスツールに腰かけた人が文楽人形に似た人形を操るものです。 今回の公演では、 西川古柳(にしかわこりゅう)さんが操る車人形と藤間静蘭が、落語家・ 桂伸乃介さんの落語に合わせて踊りました。 落語の演題は 「紺屋高尾」(こうやたかお)。これは、染物屋の奉公人・久蔵と吉原の花魁・高尾太夫の純粋な恋のお話。純朴でひたむきな恋の語りに合わせて、車人形の久蔵と藤間静蘭の花魁・高尾、人形と人とによる華麗な舞が披露されました。 この他の演目として静蘭の舞、清元「北州」地唄「こすの戸」、門下の子どもたちと秋田市内でただ一人の舞娘・てまりさんによる「藤娘」など。なお、野口裕子さんによる琴の演奏もすばらしいものでした。
◆◆舞台写真◆◆
◆◆出演者◆◆
西川 古柳
桂 伸乃介
野口 裕子
藤間 静蘭
◆◆公演情報◆◆
日時 平成12年12月24日(日) 1時30分開場 3時開演 6時終演 会場 秋田市文化会館小ホール 料金 3000円